昨年に引き続き、末宗辰彦さんを講師にお迎えしまして、

「子どものことば環境～絵本・五感のことばを考える～」をテーマに

平成28年11月13日（日）、米子市立図書館多目的研修室

にて講座を開催しました。

◎乳幼児期の心身の発達段階を詳しく取り上げながら、

絵本の読み聞かせを通じて、

子どもとことばを交わすことの大切さ、

子どもの生活体験と遊びを育むことの大切さを

発達段階に応じた絵本を紹介しながら、

詳しい解説をしてくださいました。

◎講座で取り上げられた絵本を紹介します.

≪0～1歳≫　身近な人との信頼・安定・愛着を身につけるスタートの時期

 いないいないばあ・てんてんてん・まるてんいろてん・じゃあじゃあびりびり・

おつきさまこんばんは

≪1～2歳≫　探索活動が活発になりだす時期

かおかおどんなかお・がたんごとんがたんごとん・おててがでたよ・

くつくつあるけ・おふろでちゃぷちゃぷ・あーんあん・いやだいやだ・

きたきたうずまき

≪２～３歳≫　自我が芽生えてくる時期

パンツのはきかた・どうすればいいのかな・くろねこかあさん・ちいさなねこ・

ひまわり・コッコさんのおみせ・おおきいちいさい・カレーライス・

いただきまあす・めのまどあけろ・しきぶとんさんかけぶとんさんまくらさん

≪3～４歳≫　自立心を育む時期

てぶくろ・ぐりとぐら・ティッチ・とんだとんだ・かげはどこ・じゃくちをあけると・

なにがとおったの・100・はだしになっちゃえ・ブルドーザーとなかまたち

もりのなか・わたしとあそんで

≪4～5歳≫　自発性、意欲を育てる時期

どろんこハリー・こすずめのぼうけん・かいじゅうたちのいるところ・

わたし・きもち・わらう・アリからみつと・ひとつたくさん・

ウラパンオコサ・どんなにきみがすきだかあててごらん・

ちょっとだけ・とき

≪5～6歳≫　主体性と社会性を育む時期

おしいれのぼうけん・はたらきもののじょせつしゃけいてぃー・

とうだい・どこかでだれかがねむくなる・月人石・しゃっくり1かい1びょうかん

くまの子ウーフ・ロボとピュータのはいくえほん・しばてん・あいうえおのき

七ひきのねずみ・からすたろう・たんぽぽ・にじ・赤い目のドラゴン

いたずらきかんしゃちゅうちゅう・なぞなぞえほん①～③・ももたろう

◎子どものことば環境について、

普段の生活の中で、見たり、聞いたり

嗅いだり、味わったり、触ったりといった五感を、

絵本の言葉とともに、子どもと共有し合い、

共感することが大切であるということが分かりました。

アンケートでも、今後もぜひ末宗さんの講座を

聞きたいとの声を多数頂きました。

（参加人数30名　米子市立図書館主催）