10月9日(日)午後、米子市立図書館2階の多目的研修室を会場に、米子市在住の絵本作家・野坂勇作さんの講演会を開催しました。今回の講演会は、野坂さんの新作絵本『分水嶺さがし』の刊行を記念しての講演会でした。
野坂さんは講演の冒頭で、市立図書館のレファレンス機能が、自分の資料収集にいかに役立ったか、という図書館のPRまでしてくださいました。

  野坂さんは『分水嶺さがし』(たくさんのふしぎ2016.8号)のページをめくりながら丁寧に解説され、絵本を製作するにあたって調査した際の画像を紹介したり、なによりも、創作過程の下書きや構成の工夫など、作家ならではの苦労話が聴衆の興味をひくものでした。

　　90分の講演の後には熱心な質疑応答もあり、あっという間に2時間がすぎました。野坂さんは、講演の後もサイン会に応じてくださり、たくさんの参会者が作品にサインをしてもらいました。

79名の参加となった盛会でした。野坂勇作先生、参加された皆さん、ありがとうございました。