『とっとり民俗文化論』刊行のお知らせ(5.25)
5月初め、伯耆文化研究会より、『とっとり民俗文化論』が出版されました。著者の坂田友宏先生は、日本民俗学会評議員で伯耆文化研究会会長。
本書は『神・鬼・墓』(今井書店1995)に続く論文集で、「伯耆文化研究」や「山陰民俗研究」などに発表された論文を集めたもの。
小野の小町と瓊子内親王伝説/異人論としての後醍醐天皇伝説/三徳山の御幸神事/
三朝の大綱引き・ジンショ/千代川の花籠祭り/木ノ根神社と淡島信仰/中山の両墓制/
米子のマチとザイ・ハマ
上記のように、県下の民俗的な報告が中心で、著者の専門とする信仰伝承によって郷土を見つめ直した論文集といえるものです。
とりわけ、「小野の小町伝説と玉瓊子内親王」では、史実とされてきた瓊子内親王伝説を覆すもので、多方面から注目を集めています。
菊版、340ページ。定価2500円
県内主要書店、伯耆文化研究会事務局で販売しています。
(問合せ先/米子市立図書館 ℡ 0859-22-2612)