「生田春月への旅」講演会の報告(10.5)
10月5日土曜日、市立図書館2階多目的研修室を会場に、「生田春月への旅」講演会が開催されました。これは同名の本をこの春出版された上田京子さんに、自著について解説してもらう企画で、つつじ読書会の「著者を囲む会」の拡大版として実施された講演会でした。
上田さんは元山口大学教授・佐野晴夫氏の残された資料に触れたことが、本書を纏める強い動機になったことをはなされました。また、室生犀星が昭和35年の新聞に、春月が再び読まれなければならない、という文章を発表していることなど、資料調査の一端を披露され、またハイネの翻訳の仕事から、いかに春月が多くのものを学んだか、ということなどについて語られました。
生憎の雨模様でしたが50名近い参加があり、活発な質問もでたりして盛会となりました。
※2階市民ギャラリーでは10月20日まで「生田春月への旅」関連展示をしています。