末宗辰彦さん連続講座第1回の報告(9.6)
9月6日の金曜日、米子市立図書館2階の多目的研修室において、末宗辰彦さん連続講座第1回、「子どもの本の重要性」が開催されました。
末宗さんは ‘人間は言葉によってのみ人間である’ という座右の銘を紹介しながら、子どもたちの環境、とりわけ子どもたちの言葉の力、言葉の使い方が憂慮されるほど劣化してきたように思われる、と現状分析されました。人間の基本であるコミュニケーションの力、言葉の力とは、とりわけ幼児期の人との交流の中から生まれることを強調され、そこでの本との出会いの大切さを強調されました。
「たんたんぼうや」「もりのなか」「ちいさいおうち」など、一冊一冊具体的に取り上げながら絵本の個性を分析され、的確なタイミングで的確な言葉=絵本を与えることの重要性を訴えられました。
経験の蓄積から出る末宗さんの言葉は、説得力に満ちた力強いものでした。
第2回講座 10月 4日(金) 「子どもの成長と本2 幼児から小学校低学年」
第3回講座 11月 1日(金) 「子どもの成長と本3 小学校低学年から」