高専連携講演会の報告(2.7)
2月7日(日)午後、米子市立図書館2階の多目的研修室を会場に、米子工業高等専門学校、米子市文化財団、米子市立図書館共催文化講演会が開催されました。
本日の講師は、米子高専建築学科准教授・細田智久先生でした。演題は「地域の建物の作られ方、作り方」。サブタイトルに、米子市立図書館リニューアルも例として、とあるように、図書館・美術館基本設計市民懇談会座長として、図書館増改築事業にも間接的に参加された細田先生は、自ら体験された懇談会での経緯をもとに、当時の建築計画の経緯を分かりやすく解説されました。
また、高専研究室の活動、とりわけ学生の皆さんが実際の行政の施策に参加し、住民の皆さんとやり取りしながら達成された事例をいくつか報告されました。岸本駅待合施設、にちなん保育園、隠岐の島での実践等、じつに面白い取り組みだと思いました。
感心したのは、アンケート用紙に赤と黄色の大型付箋を付け、赤色には米子市立図書館のよいところ、黄色には自分の経験した社会施設の悪いところを書いてください。という意見の集約の方法です。こうすれば、実に手際よく意見の集約が可能です。なるほどと感心し、いつか使ってみたいアイデアだと思いました。
細田先生、参加された皆さま、ありがとうございました。