末宗辰彦さん連続講座第1回目の報告(9.30)
末宗辰彦さん連続講座第1回目の報告
平成27年9月26日(土)午後2時~午後4時30分
米子市立図書館多目的研修室にて末宗辰彦さん連続講座<全3回>
「今、子どもの言葉が危ない ~映像文化と言葉(本)の文化との違い~」
第1回目 乳幼児期を開催しました。
保護者の方々をはじめ、保育園や幼稚園の職員、
学校の教職員、公共図書館職員など、
子ども読書活動を支えておられる方々の
たくさんの参加がありました。
子どもにとって、身近な人に守られ、安心感を抱きながら、
言葉を育んでいくことがいかに大切であるか、
そして五感を使った実体験がいかに大切かということを
くりかえし話されました。
子どもにとって、言葉の発達は、思考の発達に通じるということ、
そして、言葉を育むために、絵本を読んでやることの大切さを説かれ、
実際におすすめの乳幼児絵本を読んでいただき子どもの発達過程に沿って
分かりやすく説明していただきました。
おすすめされた絵本:『ブルトーザーとなかまたち』
『パンツのはきかた』『どうすればいいのかな』
『きんぎょがにげた』『がたんごとんがたんごとん』
『くろねこかあさん』『ごろごろにゃーん』
『くうきのかお』『ふゆめがっしょうだん』
『しゃっくり1かい1びょうかん』などでした。
一方で、愛着障害の子ども、バーチャル世界の中にいる子ども、
メディアに蝕まれる子どもたちについて危惧し、
大人として、子どもたちの言葉の育ちを、本や読書を通じて
支えていく必要性を強く説かれました。
次回の講座は下記の日程で開催します。ぜひお越しください。
◎第2回目:小学校低学年~中学年
平成27年10月10日(土)午後2時~午後4時30分
◎第3回目:小学校高学年~
平成27年11月10日(火)午後2時~午後4時30分
いずれも米子市立図書館2階・多目的研修室にて