伯耆文化研究会7月例会の報告(7.9)

7月8日(土)、米子市立図書館2階の多目的研修室で、伯耆文化研究会7月例会が開催されました。
最初の発表者は山道俊哉さんでした。「古地図-江戸時代から明治時代の日本地図・道中図と山陰地方」。山道さんは、庶民の目線に立って、江戸から明治にかけて実際に活用されていたものの種類や、特に道中図など、山陰地方がどう描かれているか、詳しく解説されました。恒例のフルート演奏も入り、楽しい発表となりました。
二人目は大山町教育委員会の西尾秀道さんの「大山寺僧坊跡について」でした。西尾さんは、大山寺の歴史の概要をわかりやすく説明した後、主に古文書の調査や新たな発掘調査によってわかった最新の情報を伝えてくださいました。寛文10年(1670)の大山騒動によって11院もが廃寺とされたことなど、中世末期から近世初にかけて寺領が縮小された実態など、これまで知られなかった事実が明らかにされ、意義ある報告となりました。

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