5月16日（土）の午後、米子市立図書館2階研修室にて、平成27年度伯耆文化研究会総会と記念講演会が開催されました。
今年度初めの記念講演は、鳥取大学地域学部教授で、幕末維新史がご専門の岸本覚先生に、「幕末維新期山陰地域のなかの鳥取藩　松江藩との関係を中心に」という演題で講演いただきました。岸本先生は、近世を通じての両藩の日常的関係、幕末の海防政策、幕府軍による長州征伐、因幡二十士事件、西園寺公望の山陰道鎮撫使、幕末明治初期の隠岐島をめぐる隠岐騒動の顛末など、ちょうど今年のＮＨＫの大河ドラマの同時代に、山陰の地を揺るがした事件について、資料に当たりながら、わかりやすく解説されました。

　岸本先生の記念講演の後、今年度の総会が開かれ、国田会長からＨ26年度の総括、また篠田先生から庶務報告や収支決算報告、Ｈ２７年度の事業計画等が報告されました。総会の後、ワシントンホテルプラザにて、懇親会がありました。