伯耆文化研究会1月例会の報告(1.17)

 新年が明けて1月17日(土)、平成27年最初の伯耆文化研究会1月例会が開催されました。
17日の発表は最初に田中秀明さんの「古希を迎えた「昭和用水」」でした。太平洋戦争中の淀江町内の建設工事は時節がら難航したものの、昭和19年についに完成した経緯を詳細に語られました。なお施工当時の記録がほとんどなく、「郷土資料集」(淀江町学校教育研究会)としてまとめられたものを参考にされたとのことでした。
二人目の発表は、中田文人さんによる「慶応三年 奥日野郡鉄山方御運上帳と中庄屋青砥長右衛門家について」でした。中田さんは自ら発掘した新出史料を丹念に分析し、青砥家を中心に幕末の鉄山経営の有様を、運上金に注目して詳細に語られ、専門的な発表となりました。

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