伯耆文化研究会11月例会の報告(11.8)

 11月8日土曜日、市立図書館2階多目的研修室を会場に、伯耆文化研究会11月例会が開催されました。
今日の発表は、最初に倉光浄晃先生の「昭和初期、全国に飛躍した若き国語人集団」。副題は地方誌「国語人」が特に戦後教育に残した足跡、という発表でした。倉光先生は、市立図書館特設文庫資料でもある「生活つづり方」の歴史を振り返り、その流れが戦後にどのように展開したか、ということを、運動の只中にいた視点から報告されました。二人めは、国田俊雄先生の「米子の城とまち」その成立と構造、という発表でした。国田先生は、米子城の築城を毛利と尼子の対立時代までさかのぼり、周辺の国人たちの動向も解説しながら、これまでの飯山城から湊山へ、という築城の定説に異議を唱え、飯山時代から湊山にもかなりの構築物があった事を、遺跡発掘の事例を挙げて指摘されました。本日の発表は、専門的見地からの報告で聞きごたえのある内容となりました。

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