平成26年度伯耆文化研究会 記念講演と総会(5.28)

  5月24日午後、恒例の伯耆文化研究会・記念講演と総会が開催されました。
今年の記念講演は、西伯耆を中心に多くの寺社建築や彫刻を残した、富次精斎について、ひ孫に当たる遠藤章弘さんが講演されました。遠藤さんは『建築と彫刻の鬼才 富次精斎』を出版されたばかりで、出版記念も兼ねての講演となりました。時間をかけて調査された精斎の作品がプロジェクターで披露されると、会場からは感嘆の声があがりました。高村光雲とも交流を持つなど、当時の宮大工としての活躍ぶりがよくわかりました。湊山公園の「鳳翔閣」が有名ですが、今でも60を越す寺社で精斎の足跡が確認できるそうです。

 H26.5 伯耆文化総会 1  H26.5 伯耆文化総会 2

講演後は市民ギャラリーの「精斎展」を多くの人に見てもらうことができました。

また、記念講演の後、総会が実施され、平成25年度の事業報告、平成26年度の事業計画等が報告されました。
100名を超える盛会となりました。