伯耆文化研究会9月例会の報告(9.15)

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 9月10日(土)、米子市立図書館2階の多目的研修室において、伯耆文化研究会9月例会が開催されました。
最初の発表は教育委員会文化課の濱野浩美さんの「史跡米子城跡の発掘調査」でした。平成27年度の米子城跡の発掘調査の結果をプロジェクターで映しながら、それぞれのトレンチ(発掘溝)について、実証的な報告をされました。
2人目は、伯耆文化研究会会長の国田俊雄先生。「米子城・米子のまちの構造について」という発表でした。国田先生は、城下の形成を第1期米子砦の時代(1467~1591)、第2期吉川広家による築城時代(1591~1600)、第3期中村一忠・加藤貞泰・池田由之の時代(1600~1632)、第4期池田光仲家老荒尾氏の時代(1632~1873)分けて背景を簡潔に説明されました。発掘という実証と、通史概論という解説により、米子城について深い理解が得られた一日となりました。