平成28年度伯耆文化研究会 記念講演と総会(5.14)

  5月14日(土)午後、市立図書館2階多目的研修室を会場に、平成28年度伯耆文化研究会、記念講演並びに総会が開催されました。司会進行を佐々木満さんが務め、国田会長と、市立図書館の清水館長から挨拶がありました。
今年の記念講演は、伯耆文化研究会の前会長・坂田友宏さんによる「正月に祀る神-トシトコと門松-」でした。
坂田先生は、元来暦と年中行事の元となった農作業には全く関係がないこと、日本の庶民の年中行事は、稲作文化の伝播と蓄積の過程で、地域ごとに特徴のある行事に成長していった経緯を簡潔に説明されました。
「正月」の定義、「田ノ神の去来と神格の変化」、また、美保神社の本来の祭神・御穂須須美命をめぐる考察など、坂田民俗学のこれまでのエッセンスを凝縮したような、大変魅力的な講演となりました。

  平成28年度伯耆文化総会 1  平成28年度伯耆文化総会 2

     平成28年度伯耆文化総会 3

 記念講演の後、研究会理事の篠田建三さんから、平成27年度の事業・決算報告があり、野坂満里子さんより監査報告もありました。最後にまた篠田さんより、平成28年度の事業計画等の報告があり、総会の閉会となりました。