伯耆文化研究会H24.9月例会の報告(9.9)

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  9月8日の土曜日の午後、明道公民館を会場に伯耆文化研究会9月の例会がありました。
今回の発表は、米子市歴史館運営委員長の杉本良巳さんの「大山寺の引声阿弥陀経について」と伯耆文化研究会副会長・国田俊雄さん「私論 古事記の神話をどう読み取るか」のお2人の発表となりました。
 杉本氏はインドにおける仏教揺籃期に始まった梵唄(ぼんばい)・梵匿(ぼんのく)と呼ばれる宗教上の唄の儀式が、仏教とともに日本に請来され、やがて声明(しょうみょう)と呼ばれるようになり普及していった経緯を簡明に語られました。会場で流されたCD「阿弥陀経(引声)」は、呪術的なイメージを想起させつつも、不思議な感銘を与えるものでした。
 国田氏の「私論 古事記の神話をどう読み取るか」は、編纂1300年で沸く古事記ブームと当地の関わりを簡潔に説明しながら、大和と出雲の歴史の相関について、ユニークな見解を披露されました。