伯耆文化研究会H24.3月例会の報告(3.11)
佐伯純也さん 藤木竜也さん
3月10日の土曜日、明道公民館を会場にして伯耆文化研究会3月例会が開催されました(図書館の増改築を控え、会場を明道公民館にしています)。
最初の発表者は、米子市埋蔵文化財調査室・佐伯純也さんによる「「チ号演習」関連遺構の発掘調査」。「チ号演習」とは、太平洋戦争末期、連合軍の本土上陸を想定し、それに対抗せんとした日本軍側の幻の軍事計画として知られていましたが、佐伯さんは遺跡発掘の立場から、この幻の軍事計画の一端を明らかにされました。
2人めの発表者は、米子高専の藤木竜也さん。藤木先生の発表は「八幡神社資料に見る「八社八幡宮」考」。数多くの画像資料を駆使した発表は、90分という長さを感じさせないものでした。藤木先生のこの発表は、山陰<知>の集積ネットワーク研究会での総合研究の成果を生かされたものでした。
お2人の発表とも、それぞれ熱心な質疑が続きました。