伯耆文化研究会H24.1月例会の報告(1.15)

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  1月14日の土曜日、明道公民館を会場に今年初めての伯耆文化研究会の例会が催されました。発表者は国田俊雄先生と、濱野浩美さんのおニ人。
 国田先生は「明治6年会見郡血税一揆の問いかけたもの」と題して、当地の近代幕開けの大事件として有名な血税一揆について、大きな歴史的背景とともに、当時の農民たちが実際のところ何を望んで決起に及んだかについて、具体的に説明されました。
 2人めの発表となった濱野浩美さんは、米子市教育文化事業団(埋蔵文化財調査室)に属する新進の研究者で、伯耆文化研究会では2回目の発表となりました。濱野さんのテーマは「庭先の小さなプラント工場」~南部町のタバコ乾燥小屋を伝える~、というものでした。濱野さんは、ご自分で現地での聞き取りを重ね、そこから産業としての葉タバコの需要の変化をさぐるという、周到な調査に基づく発表となりました。