伯耆文化研究会9月例会の報告(9.10)

   9月10日の土曜日、市立図書館大会議室を会場に、恒例の伯耆文化研究会例会が開催されました。
 9月の発表は、最初は篠田建三氏の「美保飛行場周辺の戦争遺跡」でした。篠田氏は、現在の米子空港周縁でも見ることのできる掩体壕を戦争遺跡として捉え、その建築過程などを詳細な点まで明らかにされました。篠田氏の発表の後、元・鳥取県の戦災を記録する会のメンバー、福井彬之氏から専門的な質問が寄せられたりするなど、盛り上がった発表となりました。
 2番目の発表は、岩佐武彦さんの「明治前期の新道建設と交通事情」でした。岩佐氏は、鳥取県史や当時の山陰隔日新報記事などを引用しながら、鳥取県再置後の鳥取県にとって、因幡・伯耆の街道整備が近代化のための緊急課題であったことを例証されました。

      伯耆文化研究会9月1   伯耆文化研究会9月2
             篠田建三氏                    岩佐武彦氏