伯耆文化研究会11月例会の報告(11.19)

   11月19日の日曜日、市立図書館大会議室を会場に、恒例の伯耆文化研究会例会が開催されました。
 11月の発表は、最初に鳥取県立大山自然歴史館 館長の矢田貝繁明さんが「鳥取県西部地区の動物について」発表されました。矢田貝館長は、森林インストラクターとしても活躍されており、体験に基づく報告は大変興味深いものでした。とりわけイノシシの生息状況の変化は、山が荒れたことが原因の全てではなく、人里近くにイノシシが適用しやすい新たな環境ができたからだという報告などは、山に親しんでいる人にしか指摘できないものと感心させられました。
 二番目の発表は、上淀白鳳の丘展示館(米子市教育文化事業団)の伊藤創さんによる「江美城について」の発表でした。もともと城郭史を専門とする伊藤さんにとっては、久しぶりの発表ということもあり、江美城の歴史的背景や、基本的文献の説明にも、蓄積された知識を持った専門家として、簡潔ながら素人にも分かり易い発表をされました。

     H23.11伯耆文化1  H23.11伯耆文化2
           矢田貝繁明さん                 伊藤創さん