文化講演会「イギリス児童文学の世界」の報告(10.1)
10月1日(日)、米子市立図書館2階多目的研修室を会場に、文化講演会「イギリス児童文学の世界」が開催されました。この講演会は、図書館友の会・米子、日本女子大学教育文化振興桜楓会米子支部、米子市立図書館の共催講演会となりました。友の会・米子の渡辺さんの司会で、清水館長の挨拶と、桜楓会米子支部副支部長・並河マサ子さんの挨拶があり、講演会がはじまりました。
講師は日本女子大学英文学科教授・佐藤和哉先生でした。
佐藤先生は、『クマのプーさん』や『不思議の国のアリス』のクイズで聴衆を和ませながらも、「子ども」というものは自明の概念ではないこと、また現実/作品内容の相互関係などについて、現在の児童文学の状況や自らの研究方法について、大変分かりやすい言葉で説明されました。
『クマのプーさん』を書いたミルン、アリスやエドワード・リアなどに触れながら、ライト・ヴァースやナンセンス詩が流行した背景についても言及されました。
佐藤先生の講演会は、130人を超える大盛況となりました。
佐藤先生、参加された皆さん、ありがとうございました。