1月12日(土)、米子市立図書館2階多目的研修室において、伯耆文化研究会1月例会が開催されました。はじめに、中田文人さんが、「米子城・米子港 並びに近辺の変遷」と題して、収集された貴重な写真資料をオーバーヘッドプロジェクターで映し出し、一つ一つ丁寧に解説されました。
中でも「米子港1期の改築工事」の写真は貴重な資料であること、また、「広島電気ビルの辻晋堂展」の様子は新資料であることを述べられました。今回、昭和40年代までの写真資料を取り上げていただき、年号が変わろうとしている今、昭和を振り返ることができて大変有意義な発表でした。
中田文人さん
2人目は、國田俊雄さんによる「絵図で見る米子城と米子の町」でした。
まず、8代将軍足利義政の後継者争いから始まる戦乱について時系列で説明され、池田氏、荒尾氏の系図も交えながら、米子城の変遷について解説されました。次に、8枚もの絵図をプロジェクターで大きく映し出し、絵図で見る米子城について解説されました。「一国一城制について」「中村一忠の館」「四重櫓と天守の構造」「登り石垣と登り塀」「米子城の米倉」など、わかりやすい語り口調で聴講者を魅了しました。
國田俊雄さん