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お知らせ

伯耆文化研究会 例会報告   2025/01/17

伯耆文化研究会1月例会開催しました【報告】

1月11日(土)、米子市立図書館の多目的研修室において、伯耆文化研究会の1月例会が開催されました。

伯耆文化研究会の今年最初の例会が開かれました。

最初の発表は、山道俊哉氏(米子工業高校教諭)の「古地図に残る幻の駅〜山陰地方の駅を訪れて」です。

昭和11年発行の「鳥取県地図」を活用して、今は古地図にしか残っていない珍しい幻の駅(白兎駅や清水寺駅)や鉄道(岩井町営軌道、倉吉線、法勝寺電車、米子電車軌道)を、ドローンを使って撮影した現在の写真も併せて、詳細な解説がありました。

その中でも特に法勝寺電車については、当時の乗車経験者の証言も加わり、会場が大いに盛り上がりました。鉄道ファンも多数、会場に参加していたようです。

次に発表したのは、中原斉氏(米子市文化振興課専門官)です。昨年夏、新たに米子市の無形民俗文化財に指定された「尚徳地区のセントロ・マントロ(千灯籠・万灯籠)」についてです。

これは江戸時代後期から約200年も続いてきた幻想的な夏の風物詩・火祭りで、目的は、火伏(防火)、疫病封じ、虫送り(害虫駆除)等だそうです。

尚徳地区に暮らしてきた人々の願いや祈りが受け継がれてきた伝統行事であり、さらなる地域の活性化につながる大切な民俗文化財として紹介がありました。