2024年7月28日(日)、米子市立図書館多目的研修室において、動物愛護イベント「小さな命を守ろう」を開催しました。
セミナーでは、講師に動物飼養管理士の宮下清晴さんと高橋陽子さんをお迎えし、これまでの動物保護の経験談などを語っていただきました。
高橋さんは子どものころ犬を飼っていたことがきっかけで、オーストラリアに渡り動物保護団体RSPCAで動物福祉について学ばれたそうです。RSPCAでは犬たちが広々としたゲージの中、ゆったりと過ごせる環境で、命の危険に脅かされることなくのびのび過ごしていたこと、また、オーストラリアは動物をとても大切にしている国で、多くの家庭で犬や猫が大切に飼われていることをお話しされました。
これまで高橋さんが犬を保護した体験談などもお話しされ、動物と人が共生できる社会を強く望むことを語られました。
宮下さんは10年くらい前に猫を保護したこと、その猫が亡くなりペットロスになり、その後保護猫について学ぼうと行政書士の仕事のかたわら動物飼養管理士の勉強をされたこと、現在は生後4週目になる小さな子ねこたちのお世話を毎日していることをお話しされました。
また、現在の日本の小学校では飼育小屋などは姿を消していること、豚を飼って食べるまでを行う「命の授業」や、「まちねこプロジェクト」という子どもたちが学校区のノラネコたちの現状を調べる授業などがあることを紹介されました。地域猫の取り組みの現状についても語られました。
当館のシッポの友達文庫の取り組みについてもご紹介していただき、図書館には保護犬、保護猫に関する本がたくさんあること、知識をたくさんつけて動物と共生する社会をみんなでつくっていこうと呼びかけられました。
セミナー終了後は犬チームと猫チームに分かれて、ペットのお悩み相談や、うちの子のこんなところがかわいい!話などで盛り上がりました。
ペットのお絵かきコーナーでも、たくさんの絵を描いていただきました!
32名の方にご参加していただきました。
図書館2階ギャラリーでは、8月7日まで関連展示を行っています。小さな命の現状について発信しています。
お絵かきコーナーで描いていただいた絵もすべて展示していますので、是非ご覧ください。
講師の宮下様、高橋様、展示にご協力いただいているお家に帰ろうSPECIALS様、ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。