5月18日(土)、令和6年度の伯耆文化研究会の総会を開催しました。
記念講演は、鳥取大学名誉教授の井上貴央氏(形態学が専門)が「米子とニホンアシカ~大谷家文書と竹島8ミリ映画」と題して講演されました。
ニホンアシカは、かつて全国各地に生息していましたが、現在は絶滅しています。江戸時代、竹島渡海によるアシカ猟で有名な大谷家において新しく発見された古文書と、昭和15年(1940年)に長田芳久氏が竹島にわたり、撮影した貴重な8ミリ映像の分析についての研究を約90分に渡り発表していただきました。
竹島の珍しい戦前の動画映像に注目が集まりました。
その後の総会は近藤副会長の進行のもと、根平会長、永瀬図書館長のあいさつの後、議事に入りました。令和5年度の事業報告並びに収支決算、そして会計監査報告。令和6年度事業計画並びに収支予算について承認を受けました。また役員改選では、新理事として山道俊哉氏が承認されました。
なお、年一回発行している研究誌「伯耆文化研究」第25号が出席した会員に配布され、閉会となりました。
当日欠席の会員には事務局から後日発送されますのでお待ちください。