11月11日(土)、米子市立図書館の多目的研修室において、伯耆文化研究会の11月例会を開催しました。
今回の例会では、2本の発表がありました。
まず米子観光町まちづくり公社理事長の川越博行氏が「米子の地蔵信仰」について発表。
地蔵信仰は大山で始まり、全国的には稀な「札打ち」の風習は米子が発祥ではないかという提案もありました。
米子の中心市街地には何と2003体のお地蔵様があり、まさに米子は「地蔵の町」だそうです。
その後、県立米子工業高等学校教諭の山道俊哉氏が「引き札〜広告から見る米子の歴史」について発表。引き札は幕末から明治、大正時代にかけての広告チラシの一種。特にお正月には、縁起が良い絵柄で人目を引くカラフルなものが好まれたようです。
歴史的美術的価値の高い引き札を中心に紹介がありました。
山道先生は最後にフルートによる「赤とんぼ」の演奏もして下さり、会場をとても和ませました。