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お知らせ

図書館友の会・米子 報告 講座   2023/01/15

図書館友の会・米子文化教養講座について(報告)

2023115日、米子市立図書館にて図書館友の会・米子文化教養講座が開催されました。講師は鳥取県立図書館小林館長で、「今どきの図書館事情あれこれ」というテーマで主に鳥取県立図書館の昨今の取り組みについてお話していただきました。

 鳥取県立図書館では「県民に役立ち、地域に貢献する図書館」として、ミッション実現のために4つの柱の目標を掲げていることを語られ、今回はこのうち「ふるさとキャリア教育」の推進、電子図書館構想の検討と推進、読書バリアフリーについてお聞きしました。

「ふるさとキャリア教育」とは、地域に愛着を持ち、将来にわたって鳥取県を支える人材の育成を目指す鳥取県の政策で、図書館がその啓発活動を行っていること、また、鳥取県立図書館では地域の歴史文化に関わるものをすべて収集し、その中にはなんとガイナーレのユニフォームなども含まれるということで、幅広い収集方針と図書館の役割について深く考えさせられました。

 電子書籍貸出サービスについては、鳥取県立図書館も来年度よりサービスが開始するということでした。電子書籍は場所を取らない、貸出・返却作業の不要などメリットもありますが、図書館で購入すると紙媒体の書籍の数倍の値段がかかる上、その書籍のライセンスが将来的に消えてしまう恐れもあり、永続的に図書館での利用ができなくなる不安もあるということでした。今や個人では気軽に利用できる電子書籍ですが、図書館での利用となると課題や問題点が多くあることを実感しました。

 読書バリアフリーでは、ハートフルサービスについて紹介されました。図書館におけるハートフルサービスとは、図書館の利用が困難な方(本の字が見えづらい、入院している等)全ての方が対象であり、誰もが快適に読書を楽しめる環境を提供することです。字幕や日本語解説入りのDVDや大活字本、サピエ資料、デイジー図書など、図書館では様々な形態の資料を誰もが楽しむことができます。しかし、このサービスはまだ多くの方に周知されておらず、いかにこのサービスを伝えていくかが今後の課題であることを語られました。米子市立図書館も同様のハートフルサービスを行っていますが、同じように市民の方へ周知には至っていません。私たちも積極的なサービスの情報発信が必要だと痛感しました。

 図書館サービスは時代のニーズに合わせて常に変化していかなければなりません。今回小林館長のお話をお聞きして、大変良い刺激を受けることができました。学校のICT活用に対する支援、著作権の改定、コロナ禍での図書館サービスの模索など、これからの図書館にはたくさんの課題がありますが、今後も新たなサービスを鳥取県立図書館と協力しながら展開し、市民の皆様にお届けしたいと強く思います。

小林館長、この度の講座の機会を設けていただきました図書館友の会・米子様、この度は誠にありがとうございました。