講師は、米子高専名誉教授で本会理事の和田嘉宥氏。
旧米子市役所(現在の山陰歴史館)からスタートしました。参加者は約20名。
米子は昭和2年に市制を施行したのですが、昭和4年の火災で市庁舎を焼失。新たな鉄筋コンクリートの庁舎を再建したのがこの建物。米子市指定有形文化財です。
普段は見学できないような部屋や屋上も館員に案内してもらいました。
次に訪ねた所は、現在、米子の町づくりの拠点施設となっている「笑い庵」。三階建ての建物です。平成22年に国の補助事業で大改修しました。敷地の一角に祭られている地蔵菩薩は、夢枕に現れたお告げをもとに、掘り起こしたら出現したもので「出現地蔵」と呼ばれています。昭和10年3月のことです。
その後、尾高町、岩倉町、立町、灘町を回り、今も残る歴史的建造物を見学して、まちなか観光案内所(境港の外江から灘町に移り住んだ毛利氏の武将、茅野氏の店舗「外江屋」を改造したもの。現在、国の登録有形文化財)で昼食をとりました。
町巡りの最後は、寺町の浄土宗・心光寺。鳥取県の名勝に指定されている裏庭の庭園も見学しました。