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よなぽんのふるさと豆知識 七夕飾り 奉納 宇気・河口神社七夕祭り   2022/08/14

七夕の短冊を奉納しました!

暑い毎日が続きますね!

米子市立図書館では7月から8月初めにかけて、七夕飾りを1階児童室に設置していました。

来館していただいた利用者の皆さまに、短冊に願い事を書いていただき、素敵な七夕飾りが図書館を彩りました(^^♪

 

たくさんの願い事が書かれた短冊はすべて、8月7日、米子市内町にある宇気・河口(うけ かわぐち)神社で開催された七夕祭りに奉納させていただきました。

皆さまの願い事が叶いますように°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°☆彡

 

さて、ここで〈よなぽんのふるさと米子豆知識〉!

米子の「たなばたさん」で有名な宇気・河口神社の七夕祭りでは、内町の後藤家住宅から湊山公園~鳥取大学医学部附属病院に抜ける通りが、七夕飾りで美しく彩られます。

『米子の神社~米子市指定有形文化財を中心に~』(米子市立山陰歴史館発行 2017)46pによると、宇気・河口神社は「近世初期に錦公園近くにあった弁財天を宇気神社に移したといわれる。享保21年(1736)、境港より伊勢両宮祭神を内町に移し河口社として祀った。明治5年(1872)両社を合併し、宇気・河口神社と改称した。七夕神社として有名である」とあります。

なぜこの宇気・河口神社で七夕まつりが行われるようになったのでしょう?

『米子の民話散歩』(川上 廸彦∥著 今井書店発行2006)35pによると、「米子の旧町の人は、ささ竹を川に流さず内町の宇気・河口神社に持ち寄られます。昔は加茂川に流していたけど、京橋のあたりでささ竹が川を埋め尽くしたのだそうです。
ところが天神町辺りには旅客船や商用船が多くつないであったので、これは困るということで、江戸時代から京橋に近いこの神社に持ち寄り、七夕祭をすることになったと言われています。けだし環境美化の先がけでもありました。」とあります。米子市H.P「 宇気・河口神社の七夕祭り」でも紹介されています。

また、『伯耆文化研究第7号』(伯耆文化研究会発行 2005)59p~では、大原俊二さんが「星のメルヘン米子の七夕祭りと宇気・河口神社」と題し、米子の七夕祭りと宇気・河口神社について考察を掲載されています。

上記3冊は米子市立図書館に所蔵しています。ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね(*^-^*)