02/02(木)の開館時間 9:00~19:00

校正用

特設文庫


特設文庫

多目的研修室前に設けた、当館の貴重な資料を収めた書棚です。
(1)生田春月文庫
(2)大江賢次文庫
(3)たたら文庫
(4)綴り方文庫
(5)藤澤武義文庫
とあります。
閲覧を希望の方は、2階カウンターまでお申し出ください。

  1. 生田春月文庫

    米子出身の詩人生田春月の没後50年を契機として、昭和55年10月に開設。
    遺族から寄贈された多数の創作原稿、全集原稿、翻訳、書簡、日記類の他に、春月とゆかりの方々からも資料の提供をうけ、同時にその方達の著作も所蔵しています。

  2. 大江賢次文庫

    大江賢次(1905-1987)は、伯耆町(旧溝口町)生まれの小説家。溝口尋常高等小学校時代、最後の担任が池田亀艦でした。この出会いが自分にとって決定的なものであったと後に回想しています。雑誌『改造』の懸賞小説二等当選を契機に本格的な作家活動に入りました。賢次の作品はプロットの巧みさが脚本家たちに支持され、戦前期から多くの作品が映画化されました。とりわけ『絶唱』は3度の映画化、2度のテレビドラマ化など、空前の大ヒットとなりました。
    2006年(平成18)、大江賢次のご長男、大江希望氏から、父君の残された貴重な資料の数々をまとめて米子市立図書館へ寄贈いただきました。未発表の自筆原稿から、小学校時代の絵日記や俳句作品にいたるまで、資料の内容は多岐にわたり、大江文学の全貌を見渡す上で欠かせない貴重資料となっています。
    またこの時、元山陰歴史館館長の故杉本良巳氏からも、賢次自筆原稿の寄贈を受け、大江賢次文庫に収めることができました。

  3. たたら文庫

    島根県簸川郡出身で、安来市の和鋼記念館(現和鋼博物館)元館長住田正男氏が収集された製鉄関係の資料を、遺族から寄贈をうけて、昭和60年に開設。
    資料は出雲地方の鉄山師を代表する田部家の文書が多数あり、新たに日野郡の鉄山師、近藤家の文書なども加えました。

  4. 綴り方文庫

    昭和4年ごろ、児童の教育で自らの生活を見つめさせる綴方教育が提唱されました。
    この運動の中心メンバーであった峰地光重氏の遺作の寄贈を受け、作文教育の実践記録や児童の作文集を収集して、昭和56年に開設しました。

  5. 藤澤武義文庫

    藤澤武義(1904(明治37)~1986(昭和61))は米子市生まれの無教会主義キリスト者です。横須賀の海軍機関学校在学時代、教官の影響により、内村鑑三の提唱する無教会基督教の信仰に導かれるとともに、関東大震災に遭遇、結核を患ったことなどにより退学を決意します。
    郷土米子に戻った藤澤は、米子市勝田町の自宅にて伝道雑誌『求道』を創刊。信仰の立場から非戦と世界平和を唱え続けました。戦時下において『求道』は度重なる発禁処分を受け、藤澤自身は検挙・拘束されるなど当局からの弾圧を受けました。戦後『求道』の復刊。そして全国各地および海外でも精力的に伝道活動を行い、多くの人々に敬愛され心の拠り所となりました。
    令和4年6月にご遺族の、藤澤光氏により雑誌『求道』全415号(藤澤武義主筆・発行)を寄贈頂いたのを機に特設文庫を開設。
    『求道』全415号の一部は、戦時下での発禁処分の際、押収され、残っていませんでしたが、津山市の基督教図書館(森本慶三創設)が保存していた本誌を、藤澤光氏が複写され、ファイル綴りでまとめられたものを当館に寄贈頂き、著作、関連書籍計24点を受け入れ、そのほかの関連資料とともに特設文庫として所蔵しています。

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