高専連携講演会「近代のことば」の報告(9.17)

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 9月17日の土曜日、市立図書館大会議室を会場に、米子工業高等専門学校、米子市教育文化事業団、米子市立図書館 共催文化講演会が開催されました。
本日の講師は、高専の松崎安子先生。講演テーマは「近代のことば 近代人を惑わした<罪>な文体」というものでした。
 松崎先生は、夏目漱石をキー・パーソンに選び、漱石が創作の中で使った文体、日記や手紙の中で使った文体を分析し、それらが決して均質な口語文ではなく、目的や場所によって文語文等と使い分けられていたことなどを指摘されました。また、漱石の同時代、社会の中で実際に使用されていた言語にも注目しながら、創作家漱石が、開明的な態度で新しい文体を模索していたことなどを語られました。
 ‘近代’から‘現代’へと時代意識が変遷するなかで、言語に対する価値意識が大きく変容する様を、実証的に講義され、中身の濃い、充実した講演となりました。

取材記事:山陰中央新報社9.20